看護部長で転職先を決める

看護師が転職先を決めるときに参考にしたいこと。
ずばり看護部長を見れば、その病院の良し悪しがわかります。

転職する先の職場の雰囲気知りたいですよね。
また、人間関係も知りたいですよね。
さらに、キャリアアップや教育制度も知りたいですよね。

全部を調べるには、病院見学に行ったり、資料請求したり、人材紹介会社に依頼したり、
大変手間がかかります。
もちろん、上記のような探し方でも、いいところを見つけることができます。
しかし、調べるにしても、みんないいことしか書いてなかったり、
いいことしか言ってくれない?ってことが多くあり、
結局、何を信じればいいのか?って迷ってしまう人も多いと思います。

そこで、一発でその病院の良し悪しがわかるのが、「看護部長」なんです。
その病院の看護部長の噂、人材紹介会社の担当からの情報などから情報を得ることで、
簡単にその病院のことを見極めることができます。

目次

看護部長仲間から評判が良い

私が看護部長さんたちと会っていた時、
よくよその病院の看護部長さんの評判を耳にしました。

みなさん、不思議なくらいによその看護部長さんのことをよく教えてくれました。
噂好きの看護部長さんたちが多かったです。。。

ただ、噂とは言え、勝手な作り話をされることはなく、
なんらかの事実に基づいたことがほとんどでした。
しかもその話のほとんどが、良いことか、悪いことかのどちらかでした。

悪い噂のある看護部長さんの病院自体も、看護部の働きやすさは、ほぼよろしくない噂だらけでした。

なぜなのか?
看護部長自身の評判のよくないところの理由を見ていきましょう。

マウントをとりにくる

看護部長が部長同士の集まる会で、必ず、マウントをとりにくる人などがいます。
そういう人の特徴としては、
自分に自信がない人ほど、私はあなたたちよりもすごい!と威張ってきます。
看護部長同士の集まりですら、そんな態度なので、
自分の病院の中でも、さらにそれが強く発揮されています。
部下に対してもマウントを取るのです。
その場合、どうなるのか。
私の言うこときくやつ大好き!な看護部長になってしまうので、
組織としてうまくまとまりません。
看護部長のお気に入りが出世していき、やりたい放題。。。
そんな病院嫌ですよね。

学会ばっかりに参加している

あの人は、全国の学会に呼ばれてたり、参加してたりですごい!なんて聞きますが、
実はこれ、裏を返すと、ほとんど病院にいないということになります。

私の知っている病院で、
そんな学会、出張大好き看護部長がおられましたが、
正直、ほぼ不在なので、看護部の普段のマネージメントを、
ほぼ副看護部長がおこなっておられます。
一見、問題なさそうですが、
こういった看護部長に限って、たまに出勤してくると、
現場のことをよくわかってないのに、勝手な指示を出して、
現場を混乱させることになったり。。。なんてことをよく聞きました。

これは、国立大学病院と、民間の大病院での実話であり、
本当に副看護部長さんたちが愚痴られまくっており、
こちらの場合も、残念ながら、看護師の離職率が半端なく高かったです。

しょっちゅう看護部長が変わっている

あそこの病院の看護部長さん、また変わったわ!

こういう病院に多いケースが、看護部長がコロコロ変わるパターンです。
実際に、看護部のトップがコロコロ変わっている病院って、大問題です。
部長によって、マネジメント体制が変わるので、そこが安定しないということは、
組織の運営もめちゃくちゃになってしまいます。
そんな病院は、実際に、本当に職員さんがかわいそうな状況にありました。
シフトすらちゃんと組まれていない病院も見たことがあります。

そんな病院の看護部長さんに会うと、
うちの看護部はあかん!と批判ばかりされる人も多く、
自分の部下を批判するような人が上司と思うとゾッとしますよね。
まれにやる気のある人も出会いますが、
1年ともたないケースをよく見ました。。。

人脈がない

誰も知らない。。。噂すらない。。。という看護部長がたまにおられます。

こういう看護部長さんの中には、すごい人もおられますが、
横のつながりの強い看護業界において、
人脈のない看護部長さんは、普通にやっていくには大変すぎです。

困った時に情報をもらえなかったり、助けてもらえなかったりで、
独自でいろんなことを解決しないといけなかったりで、
その病院の看護部が井の中の蛙状態になっている病院もみたことがあります。

数年前に未だにPNSを知らんという看護部長に出会ったことがありました。
言葉は知ってるけど、そんな西洋被れしたのんだめ!という感じでした。
完全に無知でした。
導入する云々、人脈云々よりも、もっと勉強しましょう!と言いたかった。
それでもそこそこの規模の病院の看護部長さんでした。。。

困った時に助けてもらえる人脈は、病院にとってもありがたいものです。
人脈のある看護部長は、看護協会でもなんらかの役職を持っている人も多く、
そういう人は、影響力も大きく、その病院にいるだけで、
入ってくる情報量も全く変わってきます。
そこで働く看護師にも優先的に新しい制度や仕組みを体感することができる可能性も高いのです。

結論、いい看護部長とは

いい看護部長とは、ずばり、これまでのだめな看護部長の条件を満たさない人です。

噂話の良い人は、その病院も本当にいい看護部であるケースがほとんどです。

マウントをとったりしない、職員のことを優先的に考えてくれる看護部長は、
親身に職員のことを考えてくれます。

ちゃんと毎日、病院に出勤する看護部長は、自分の職場を大事にされています。
本当にできる看護部長は、自分の看護部を第一に考え、学会などの出張は、その合間を縫って対応されます。

看護部長がころころ変わらない病院は、
病院の中の仕組みも安定しており、人間関係も安定しているケースが多いです。
トップの考え方が看護部に浸透していると、
組織が本当にうまく回っていきます。

人脈を豊富にもった看護部長は、世の中の看護事情にも精通しておられ、
新しいことにも積極的に取り組んでくれたり、
逆に、仕組みを変えたくない人には、どうすればいいのかを知っていたりします。
なにしろ、コミュニケーション力が抜群なので、
職員さんからの信任も厚い人が多く、いろんなことがうまく回っています。

転職を考えておられるのならば、ぜひ、看護部長をチェックしましょう!

まずは、人材紹介社の担当者に確認してみましょう!
色々と教えてくれると思います。

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