面接の時のマナーで重要なこと。
部屋への入退室のマナー、ご存知でしょうか。
2万人の学生に指導を行ってきた私が、
基本的な押さえておくべきポイントをお伝えします。
部屋のドアをノック
まず、最初の関門は、ドアをノック。
何回するのでしょうか。
3回ノックをしましょう。
2回はトイレノックです。
「1・2・3」とテンポ良くノックです。
ノックの後に、「どうぞ」と面接官の声が聞こえたら、ドアを開けましょう。
ここで注意!
ドアもいろんなタイプのドアがあります。
重いドア、軽いドア、ペラペラのドア、引き戸、などなど。
いろんなドアでシミュレーションをしておきましょう。
ノックの力加減次第では、音が小さくなってしまったり、逆に大きすぎたり。
自分で、あらゆるドアのパターンを覚えておきましょう。
入室のマナー
ドアを開けたら、まずすること。
ドアを開けたその場で、
「失礼します。」と15度の軽い会釈程度の礼を行い、入室します。
可能な限り、面接官にお尻を向けないようにして、ドアを閉めます。
その時は、両手で閉めることが重要。
両手で閉めることで、とても丁寧な人!という印象を与えます。
椅子の横まで歩いていく。
入室の礼節が終わると、面接官の前にある椅子に近づいていきます。
基本は、入口から最も近い椅子の、入口の近い側まで歩き、横に立ちます。
いろんな部屋のレイアウトがありますが、
上記のことを徹底すれば、常に下座をキープすることができますので、
相手に失礼とはなりません。
万が一、相手が下座に座っていて、上座に誘導された場合は、
素直に言われた通りに行動すれば問題ありません。
名前を名乗る
椅子の横に立ったら、まずは、自分のことを名乗ります。
「〇〇学校、○年生、〇〇と申します。」
「本日は、よろしくお願いいたします。」
そこまで言った後に、30度の中礼を行います。
ここで覚えておきたいのは、「語先後礼」です。
先に言葉を発し、その後に礼を行う、ということです。
こうすることで、礼節をわきまえた人として、美しく写ります。
その後、面接官に「どうぞ、お座りください。」と促されたら、着席しましょう。
また、着席の際は、自分の座った側にカバンを下ろしておくようにしましょう。
面接終了後の挨拶
面接官が「では、これで面接を終了します。」と案内されましたら、座ったまま、「ありがとうございました。」と軽く会釈をして立ち上がる。
立ち上がるところは、最初に立った側に立ちます。
立ち上がったら、その場であらためて面接官に向かって、
「本日は、ありがとうございました!」と述べ、30度の中礼を行います。
退室のマナー
面接官との中礼が終わったら、速やかに出口へ向かいます。
出口のドアの前まで到着したら、そこで、今一度、面接官に向き直ります。
「失礼いたします。」と述べ、15度の会釈をします。
その後、速やかに両手でドアを開け、静かにドアを閉めて退室です!
簡単ですよね。
簡単ですが、この礼節をわきまえているかどうかで、印象が大きく変わります!
ぜひ、鏡を見ながら、誰かに見てもらいながら、練習をしてみてください。
面接時の話で失敗しても、この礼節ができているだけで内定を貰った人をたくさん知っています。
面接官もたくさんの人を見てきているので、誰でも緊張で本領発揮できない前提で、話の内容は見てくれます。
しかし、礼節は、普段の自分が出てしまうので、面接官が知りたいのは、その何気ない行動に重きを置いています。
ぜひ、礼節マナーをマスターして、少しでも内定への近道をゲットしましょう!